近年、商業施設の空きテナントを活用してジムを出店するケースが増えています。商業施設側は空き区画を埋められ、ジム側は施設の集客力を活かせるため、双方にとってメリットの大きな選択肢です。本記事では、商業施設の空きテナントにジムを出店するメリットや、契約・設備に関する注意点、成功に導くためのポイントを解説します。
フィットネス需要の拡大とともに、ジムの出店場所として商業施設が注目を集めています。物販店の退店などにより生じた空きテナントの有効活用策として、安定した集客が見込めるジムは施設側からも歓迎される傾向にあります。買い物ついでに立ち寄れる利便性の高さは、ジムに通う会員にとっても魅力的であり、高いシナジー効果が期待できます。
路面店や一般的なオフィスビルとは異なる、商業施設ならではのメリットを紹介します。
商業施設自体が広告宣伝を行っており、日々多くの人が訪れるため、施設内に店舗を構えるだけで高い認知度を獲得できます。施設が開催するイベントやキャンペーンに合わせた集客も可能であり、単独で路面店を出すよりも広告宣伝費を抑えやすいのが特徴です。
空きテナントの状態(居抜き物件など)によっては、前テナントの空調や照明、内装などを一部引き継ぐことができ、スケルトン状態から工事を行うよりも初期費用を抑えられる場合があります。特に駐車場や駐輪場、共用トイレといったインフラがすでに整備されている点は、単独で店舗を建設するのに比べて大きな利点です。
ジムの継続率を高めるには「通いやすさ」が重要です。大型スーパーやショッピングモールなどの商業施設は、日々の買い物や用事のついでに立ち寄りやすく、会員にとって心理的なハードルが下がります。また、大型駐車場を完備している施設が多く、車でのアクセスが容易な点も強みです。
魅力的なメリットがある一方で、商業施設特有のルールや契約形態には注意が必要です。
多くの商業施設では、一般的な普通借家契約ではなく「定期借家契約」が採用されています。これは契約期間が満了すると更新がなく、原則として退去しなければならない契約形態です。引き続き営業したい場合は「再契約」を結ぶ必要がありますが、無条件で再契約できるとは限らないため、出店前に契約期間と投資回収のシミュレーションを綿密に行うことが求められます。
商業施設の営業時間に合わせた運営が求められるため、早朝や深夜の営業が制限される場合があります。24時間営業のジムを計画している場合は、施設側と協議し、専用の出入口が確保できるか、夜間のセキュリティ対策はどうなるかなどを事前に確認しておく必要があります。
ジムには重いトレーニングマシンを設置するため、床の耐荷重が基準を満たしているかの確認が欠かせません。また、バーベルを下ろす際の衝撃音や、スタジオプログラムの音楽などが他のテナントの迷惑にならないよう、十分な防振・防音対策が必要です。テナントの現状によっては、追加の改修費用が発生する可能性があります。
テナント選びを成功させ、安定した経営につなげるためのポイントを解説します。
商業施設を訪れるメイン客層(ファミリー層、主婦層、シニア層など)と、自社のジムがターゲットとする層が合致しているかを見極めることが重要です。客層がマッチしていれば、施設の来館者を自然な形でジムの会員へと誘導しやすくなります。
商業施設への出店交渉や契約は、個人で行うにはハードルが高いケースが少なくありません。フランチャイズに加盟することで、本部が持つブランド力や独自のネットワークを活用でき、好立地のテナントを紹介してもらえる可能性が高まります。また、商圏分析や店舗設計のアドバイスを受けられる点も大きなメリットです。
商業施設の空きテナントへのジム出店は、施設の集客力を存分に活かせる魅力的な選択肢です。定期借家契約や営業時間の制限といった特有の条件を正しく理解し、事前の設備確認を徹底することが成功の鍵となります。
自社のターゲット層に合った商業施設を見極め、必要に応じてフランチャイズ本部のサポートも活用しながら、地域に愛される店舗づくりを目指してください。
ジム開業では、出店場所によって成功のポイントが異なるため、立地に合ったフランチャイズ(FC)選びが重要です。
例えば都市部はブランド力や集客力、郊外は継続利用につながる顧客満足度、商業施設は施設来館者を取り込む運営ノウハウが求められます。当メディアでは、それぞれの出店形態で実績を持つフランチャイズ(FC)のTOP3を紹介していますので、ぜひ出店計画の参考にしてください。
3つの異なるフランチャイズの「戦略・強み・収益性の違い」をひと目で比較できるよう、表にしました。なぜこのモデルがおすすめなのか、他の選択肢とどう違うのかを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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30坪~でも高い集客を 実現 chocoZAP (チョコザップ)
画像引用元:chocoZAP公式HP(https://chocozap.jp/studios/623)
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画像引用元:ワールドプラスジム公式HP(https://franchise.worldplus-gym.com/)
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| 実績 ※全国店舗のうち 場所ごとの店舗数 |
三大都市の店舗数 670/1846店舗※2 |
郊外の店舗数 120/160店舗※3 |
商業施設内の店舗数 30/31店舗※4 |
| 初期投資総額 | 1,500万円〜 | 6,300万円 | 公式HPに記載なし |
| 平均投資 回収期間※5 |
公式HPに記載なし | 42ヶ月 | 公式HPに記載なし |
| 直営店舗数・ FC店舗数※6 |
全国1,846店舗 (直営・FC不明) |
全国160店舗 (直営62店舗/FC98店舗) |
全国31店舗 (直営・FC不明) |
| 必要坪数 | 30〜60坪 | 80~120坪 | 公式HPに記載なし |
| 契約期間 | 7年 | 5年 | 公式HPに記載なし |
| 運営スタイル | 無人型 | 有人型 | 有人型 |
| 顧客単価※7 | 月額3,278円(税込) |
月額6,570円~8,800円 (税込) |
月額3,300円(税込) ※家族2人まで利用可能 |
| 公式HP |
※1 参照元:ワールドプラスジム公式HP|2026年1月調査時点(https://franchise.worldplus-gym.com/)
※2 参照元:chocoZAP公式HP|2026年1月調査時点(https://chocozap.jp/studios/search/area)
※3 参照元:ワールドプラスジム公式HP|2026年1月調査時点(https://franchise.worldplus-gym.com/)
※4 参照元:ATTivoGYM公式HP|2026年1月調査時点(https://attivo.jp/branch.html)
※5・6・7 2026年12月調査時点