ジム開業時に活用できる各種補助金について、制度の種類や補助金額の目安、申請条件を整理して解説します。あわせて、ジムの業態ごとに補助金との相性や活用しやすいケース、申請時に注意すべきポイントもまとめています。
資金計画の一部として補助金を検討する際の参考としてご覧ください。
建物費や設備費をはじめ、一定の条件を満たす場合には広告宣伝費や販売促進費なども補助対象となります。補助上限額は最大9,000万円で、原則として補助率は事業費の1/2とされています。
※参照元:中小企業新事業進出補助金 HP(https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/initialstep)
ものづくり補助金は、中小企業や小規模事業者が生産性向上や高付加価値化を目的として行う設備投資を支援する制度です。新たな
製品・サービスの開発や業務効率化に取り組む事業が対象となり、機械装置費やITシステム構築費などに活用できます。
補助額や補助率は事業枠によって異なりますが、数百万円から数千万円規模の支援を受けられる点が特徴です。一方で、研究開発要素や独自性が求められる制度であるため、一般的なジム開業との親和性は高いとは言えません。
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者や個人事業主が取り組む販路開拓や業務効率化を支援する制度です。広告宣伝費やWebサイト制作費、店舗改装費など幅広い経費が対象となり、商工会・商工会議所の支援を受けながら申請を進めます。
補助上限額は最大200万円、補助率は原則2/3とされています。補助額自体は小規模なため大型投資には不向きですが、初期費用を抑えて開業しやすいパーソナルジムや小規模ジムとの相性が良い補助金といえるでしょう。
※参照元:全国商工会連合会 HP(https://www.jizokukanb.com/jizokuka_r1h/jizokuka.html)
ジムは業態によって、活用しやすい補助金が大きく異なります。24時間無人型ジムは、DX化や省人化への取り組みが評価されやすく、設備投資や業務効率化を目的とした補助金と相性が良い業態です。一方、パーソナルジムや小規模スタジオは、販路開拓や集客強化を目的とする小規模事業者持続化補助金を活用しやすい傾向があります。
また、大型・多機能型ジムは設備投資額が大きくなりやすいため、自治体独自の補助金や高額投資向けの制度が検討対象となるケースもあります。自店舗の業態や投資内容が、どの補助金で評価されやすいのかを整理しておくことで、申請時の成功確率を高められるでしょう。
フランチャイズに加盟してジムを開業する場合でも、補助金の申請自体は可能です。ただし、加盟金やロイヤリティなどの費用は補助金の対象外となるケースが一般的。これらの費用は自己資金で賄う前提で、資金計画を立てる必要があります。
補助金の採択を前提にフランチャイズ事業を進めると、不採択となった場合に資金計画が崩れ、事業継続に支障をきたす恐れがあります。まずは補助金に依存しない計画を立てたうえで、対象となる費用や条件を慎重に確認することが重要です。
フランチャイズ開業では、本部の仕様や費用体系が補助金の対象外となるケースがあります。本部指定のマシンや初期セットは補助対象外になりやすく、事業計画書についても、本部のテンプレートをそのまま提出すると独自性が不足していると判断され、不採択となる可能性も。
また、必要書類の取得を本部主導で進める場合、準備が遅れ、申請期限に間に合わないケースも見られます。補助金の対象範囲や書類準備の役割分担については、事前に必ず確認しておきましょう。
利用できる補助金は、国・自治体ごとに内容や申請条件が異なり、申請期間や入金時期もあらかじめ定められています。地域限定で
利用できる補助金が用意されているケースもあるため、事前の情報収集が欠かせません。
なお、補助金は原則として後払いとなり、申請から支給まで一定の期間を要する点にも注意が必要です。
補助金は採択された場合でも、原則として費用支払い後に補助金が交付される「後払い方式」である点に注意が必要です。 内装工事や設備購入のタイミングによっては、一時的に多額の立て替え資金が必要となり、資金繰りに負担がかかるケースもあります。資金余力が十分でない状態で申請を行うことには、一定のリスクが伴います。
また、申請から補助金の入金までに数か月を要することも珍しくありません。補助金を前提に投資規模を拡大すると、採択状況や入金時期によって計画が破綻しやすくなります。あくまで「採択されれば資金負担を軽減できる補足的な手段」と位置づけ、補助金に依存しない資金計画を立てることが重要です。
ものづくり補助金は設備投資による生産性向上、小規模事業者持続化補助金は販路開拓や小規模投資、自治体補助金は地域特性に応じた支援を目的とした制度です。いずれの補助金も、具体的な事業計画の提示や既存事業との差別化、要件への的確な対応が採択において重要となります。
また、補助金の活用方法や投資配分は出店立地によっても変わります。都市型では家賃や広告費、ロードサイド型では設備投資や駐車場整備、商業施設での出店では小規模事業者向け補助金との相性が意識すべきポイントです。出店立地に適したフランチャイズと資金計画を比較検討することが、安定したジム経営につながるでしょう。
ジム開業では、出店場所によって成功のポイントが異なるため、立地に合ったフランチャイズ(FC)選びが重要です。
例えば都市部はブランド力や集客力、郊外は継続利用につながる顧客満足度、商業施設は施設来館者を取り込む運営ノウハウが求められます。当メディアでは、それぞれの出店形態で実績を持つフランチャイズ(FC)のTOP3を紹介していますので、ぜひ出店計画の参考にしてください。
3つの異なるフランチャイズの「戦略・強み・収益性の違い」をひと目で比較できるよう、表にしました。なぜこのモデルがおすすめなのか、他の選択肢とどう違うのかを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
|
都市部なら
駅前立地 × ブランド力で
30坪~でも高い集客を 実現 chocoZAP (チョコザップ)
画像引用元:chocoZAP公式HP(https://chocozap.jp/studios/623)
|
郊外なら
郊外店舗5年以上の
継続率90%※1 ワールドプラスジム
画像引用元:ワールドプラスジム公式HP(https://franchise.worldplus-gym.com/)
|
商業施設なら
テナントの制約条件内で
満足度の高いジムづくり ATTivoGYM (アッティーボジム)
画像引用元:ATTivoGYM公式HP(https://attivo.jp/natori_iwanuma.html)
|
|
|---|---|---|---|
| 実績 ※全国店舗のうち 場所ごとの店舗数 |
三大都市の店舗数 670/1846店舗※2 |
郊外の店舗数 120/160店舗※3 |
商業施設内の店舗数 30/31店舗※4 |
| 初期投資総額 | 1,500万円〜 | 6,300万円 | 公式HPに記載なし |
| 平均投資 回収期間※5 |
公式HPに記載なし | 42ヶ月 | 公式HPに記載なし |
| 直営店舗数・ FC店舗数※6 |
全国1,846店舗 (直営・FC不明) |
全国160店舗 (直営62店舗/FC98店舗) |
全国31店舗 (直営・FC不明) |
| 必要坪数 | 30〜60坪 | 80~120坪 | 公式HPに記載なし |
| 契約期間 | 7年 | 5年 | 公式HPに記載なし |
| 運営スタイル | 無人型 | 有人型 | 有人型 |
| 顧客単価※7 | 月額3,278円(税込) |
月額6,570円~8,800円 (税込) |
月額3,300円(税込) ※家族2人まで利用可能 |
| 公式HP |
※1 参照元:ワールドプラスジム公式HP|2026年1月調査時点(https://franchise.worldplus-gym.com/)
※2 参照元:chocoZAP公式HP|2026年1月調査時点(https://chocozap.jp/studios/search/area)
※3 参照元:ワールドプラスジム公式HP|2026年1月調査時点(https://franchise.worldplus-gym.com/)
※4 参照元:ATTivoGYM公式HP|2026年1月調査時点(https://attivo.jp/branch.html)
※5・6・7 2026年12月調査時点